これから外国人労働者は増えていくのか

人手不足な業界として有名な介護業界ですが、そんな介護業界を変えるために外国人労働者を雇用している介護サービスも少なくない。日本語を学んだ後に働いている外国人労働者が多いので、言葉の問題もそこまで大きくはないだろう。何より、介護サービスや自治体の中には外国人労働者に向けて積極的に研修を開いている場合も多く、今後益々そうした外国人労働者向けのサポートは増えていくはずだ。つまり、今後介護業界に働くのであれば、同僚に外国人労働者を見かけるケースも珍しくなくなる、ということである。

ちなみに、介護業界で働く外国人労働者の多くがアジア圏出身だ。アジア圏出身者の中には特定の宗教を信仰している人も多く、そうした人たちへの配慮も必要になる。もしも介護業界に就職して、インドネシアやベトナムなど他国出身の同僚がいれば、その点は気を遣う必要が出てくるだろう。グローバル化は介護業界においても避けられない波になっているのだ。

そして何より、外国人介護士を増やすために様々な取り組みが開始している。永住権を所持していなくても介護の現場で働けたり、介護を学ぶための学費の多少の支援を行ったりと、徐々に外国人介護士を目にする機会は増えていくはずだ。もちろん、外国人介護士の中には帰国したり、別の業種に勤め始めたりするケースもあるだろう。そんな事実を含めても、やはり今後は外国人介護士の存在が大きくなることは間違いなく、これから介護業界で働く人は頭の片隅に入れておくとよいだろう。